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2021.09.24

自然をまるごと楽しむ。一宮大介のクライミングキャンプ

登りだけじゃない。自然の中で過ごす時間が好き

一宮さんは、自分の登りだけでなく、仲間が簡単な課題にトライする様子も楽しそうに眺めている。岩場で、自然の中で過ごす時間が好き。そんな様子が伝わってくる。

キャンプ場に戻り、テントの前で仲間とともに焚火を囲んだ。今日の登りのこと、これまでのキャンプのこと。そんなことを話しながらパチパチと音を立てる火の粉を眺めるうち、だんだんと日が落ちていった。

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▲焚火を眺めながら仲間と語る。自然のなかでゆっくりと夜は更けていく。今回の旅のお供は伊藤伴さん

クライミングトリップを快適にするウェアを

一宮さんは秋のクライミングトリップに求めるウェアとして、丈夫で動きやすく、防風性の高いものを挙げる。ぴったりなのがマウンテンハードウェアの“オゾンジャケット”だ。糸を高密度に編み込んだニット構造の素材によって、通気性を保ったまま一般的な化繊フリースの4倍と言われる防風性を持つ。

「厚手で防風性があり、フリースのような気持ちよさがあります。空気の層ができるので暖かく、秋のボルダリングでもダウンなしで1日過ごせるウェアです」

ブランド創業当初の90年代のデザインを踏襲したクラシックな装いも魅力のひとつだ。

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▲『オゾンジャケット』¥18,700(税込)

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▲(左)『ポーラテックハイロフトパンツ』¥19,800(税込)、(右)『セダーバーグユーティリティパンツ』¥10,890(税込)

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▲『MHW バックロゴロングスリーブ T』¥6,050(税込)

●プロフィール

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一宮 大介(いちみや だいすけ)
1993年生まれ、大分県出身。身長162㎝の小柄な身体で難ルートを次々に攻略するクライマー。高校山岳部でクライミングをはじめ、高校時代はJOCジュニアオリンピックカップ4位などコンペで好成績を残す。高校卒業後の2015年には日本代表権も獲得するが、活動を徐々に外岩にシフトし、17年、アメリカ・コロラドのV16課題「Creature from the Black Lagoon」にアジア人として初めて成功(世界第4登)。V16課題の成功は日本人2人目の快挙だった。

Text:川口穣
Photos:矢島慎一