日本初のキャンプ民泊『NONIWA』のインストラクターユニット“野あそび夫婦”による、初めてのファミリーキャンプ企画の後編をお届け。今回は、テント泊などキャンプの夜の過ごし方をレクチャー。Makuakeで発表したアウトドアパジャマもチェック!
日本初のキャンプ民泊『NONIWA(ノニワ)』を運営する“野あそび夫婦”ことアオさん(青木達也)&エリーさん(青木江梨子)による、初めてのファミリーキャンプ企画! 昼の過ごし方をお届けした前編に続き、後編でフィーチャーするのは夜の過ごし方です。「テントでどうやって寝る……?」「どんな格好で寝るのがいい……?」など、初めてのキャンプでのお泊まりは不安な要素がいっぱい。そこで今回は、野あそび夫婦のおふたりがキャンプのテント泊で失敗しないコツをレクチャー。さらに、テント泊を快適に過ごすのに役立つアイテムとして、応援購入サービス“Makuake”で発表したキャンプパジャマの魅力もご紹介します。
夕暮れ時。家族みんなで協力して作った料理はそれだけでスペシャル
今回のファミリーキャンプ企画の舞台は、埼玉県ときがわ町にある日本初のキャンプ民泊『NONIWA』。移住をきっかけにキャンプインストラクターの資格を取得した“野あそび夫婦”ことアオさん&エリーさんが、すべてのギアをレンタルしてキャンプが可能な初心者向けの施設として、2019年の6月にオープンしました。
前編では都内在住&キャンプビギナーの安井さんファミリー(フォトグラファーの安井宏充さんと編集者の奥様、8歳のお兄ちゃんと6歳の弟くん)が、『NONIWA』でテント設営や焚き火など、キャンプでの昼の過ごし方を野あそび夫婦のレクチャーで体験しました。続く後編では、夕食の調理やテント泊などのHOW TOをメインに、ファミリーキャンプでの夜の過ごし方を教えてもらいます。
前編の最後では焚き火を楽しんだ安井さんファミリー。火が暮れる前に夕食の準備をスタートします。
アオさん:食事に関しては、子どもを見ながら手の込んだ料理をするのはなかなか大変なので、最初は家であらかた準備したものを、現地で煮たり焼いたりして完成するぐらいの料理がいいですよ。「せっかくのキャンプだから料理も特別なものに」という気持ちはすごくわかりますが、アウトドアでは家族みんなでごはんを食べること自体がすでに特別なので、そういう部分はあまり頑張りすぎなくてもいいと思います。
エリーさん:道具もカッコいいものものをたくさん持って行くのがいいキャンプというわけではなく、最小限でもなるべくラクができるものを選んで、キャンプの時間、家族の時間をいっぱい楽しんでほしいです。
この日のメニューは、肉と野菜のグリルとホットサンド! メインはお父さんを中心に調理し、子どもたちはお母さんにサポートしてもらいながら果物をカットしてお手伝いをしました。
準備が整ったら、ランタンの暖かな灯りに照らされながら、今日あったことを話しながらの夕食タイム。家族みんなで協力して作った料理は、アオさんが言っていたようにそれだけで特別なもの。
初めてのテント泊をレクチャー! ファミリーキャンプ・夜の過ごし方
自分たちで作った料理を味わったあとは、就寝に向けての準備を開始。ここからはキャンプ初心者の方がはじめて初めてのテント泊で失敗しないコツを、アオさん&エリーさんにレクチャーしてもらいながら体験します。
アオさん:まずキャンプにあまり詳しくない方は、そもそもテントにマットが必要なことを知らない人の方が多いと思います。キャンプでテント泊をする際は、何かしらのパーソナルマットを用意しましょう。あとファミリ―だと子どもがテント内をけっこう動き回るので、パーソナルマットとは別にインナーマットという全体のマットもあった方がいいですね。それがあると膝立ちしても痛くないですし、着替えなどもしやすいので。
エリーさん:雨の日はテントの上からの浸水よりも下からの浸水の方が多いため、グランドシート、テント・インナーマットの3層だと安心です。インナーマットの下が濡れてしまうと寒さが伝わってきてしまうので、何かしらを敷くことでそういったことは防ぐことができます。
アオさん:あとは寝るときに便利に使えるアイテムとして、枕、ヘッドライト、水筒などがあるといいですね。ヘッドライトは夜中にトイレへ行きたくなったときに使えます。また、音に敏感な方は耳栓もあると良いかもしれません。案外近くのテントの物音が気になることがあるので。
コロンビアのキャンプパジャマ
そしてテント泊の際に忘れてしまいがちなのが寝巻。焚き火やバーベキューをしたままの格好や、下着・ジャージで寝る方もいますが、せっかくのアウトドアという非日常空間。そこでコロンビアが考えたキャンプパジャマが『ロードトゥマウンテンキャンプラバーズセットアップ』で、応援購入サービス“Makuake”に登場しました。
体の水分を利用して体温を下げるコロンビア独自の冷却テクノロジー・オムニフリーズゼロを搭載し、シャツやブラウスなどに用いられる布帛(ふはく)を採用した生地は、暑さで寝苦しい夜でもさらりとした着心地と快適な涼しさを提供。また、ニット生地に比べて体のシルエットやアンダーウェアのラインが出にくいため、テントを出てキャンプ場内を移動するシチュエーションにもぴったりです。
さらにトップスのポケットを裏返すとボトムスとひとつにまとまるパッカブル仕様なので、キャンプでかさ張らないのも魅力。加えてケータイやお財布などの小物類を入れられる大きなポケットや、お風呂やトイレに行く際にタオルを引っ掛けられるループなど、機能的なギミックも満載だ。
エリーさん:家で着るようなパジャマを持ってくる方もいますが、やっぱりその格好でトイレなどに出歩くのはちょっと恥ずかしい。なのでなるべく外に出ても違和感のないウェアがキャンプ泊ではいいと思います。キャンプでは急に天候が崩れて、避難しなければいけないケースもあるので。
アオさん:「どんな服装で寝ればいいですか?」というのは、講習でもけっこう聞かれます。前にキャンプ経験のない女の子が泊まったときに、サテンの上下のパジャマを着ていたことがあって、やっぱり少し違和感がありましたね。今回のコロンビアさんキャンプパジャマは機能的にもぴったりですし、キャンプで着ていてもまったく違和感のないデザインは、温泉とかもそのまま行けるのでいいですね。
寝支度を整えたら、ランタンが室内を照らすテントの中で、いつもの家のベッドとは違う感触の寝袋に包まれての就寝タイム。その非日常体験は、子どもたちにとってかけがえのない思い出になることでしょう。