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2022.10.12

キャンプ初心者や子供でも楽しめる!秋冬キャンプ・遊び方特集

家族みんなでキャンプを楽しむためのポイントや、秋冬ならではの自然を感じられるアクティビティを、アウトドアプロデューサーの長谷部 雅一(はせべ まさかず)さんがご紹介。保温性を重視&不燃性を考慮した、秋冬キャンプにおすすめの快適×最新のコロンビアアイテムもチェック!

子どもが自然と触れ合える機会として、幼児教育の観点からも注目を浴びている“ファミリーキャンプ”。そこで今回は、秋冬のファミリーキャンプと自然を感じられるアクティビティの魅力をご紹介します。レクチャー役を務めてくれるのは、アウトドアプロデューサーであり、幼稚園や保育園のコンサルタント業務も行う長谷部 雅一さん。秋冬それぞれでおすすめのアクティビティを、デザイナーズユニット・1DAY IDEAのイラストとともにご紹介。加えてファミリーキャンプで気を付けたいポイントや醍醐味を教えてもらいます。さらに秋冬キャンプにおすすめの、オムニヒート機能が備わった保温性重視のコロンビアアイテム情報も!

※この記事は、2021.10.20に掲載した「初心者キャンパーにもおすすめ!家族で楽しめる秋冬ファミリーキャンプ・遊び方特集」の内容を再編集し、増補改訂したものです。

何かひとつできればオッケー!“欲張らない”ことがファミリーキャンプの秘訣

家族で行くキャンプはとにかく忙しい! 朝早くに子どもを起こし、クルマで向かったらまさかの渋滞で、ちょっとイライラしながらキャンプ場に到着。すぐにテント設営に取り掛かるも、完成した頃には夕ごはんまであと2時間。急いで準備して、食べたあとはみんなでゆっくり語ろうかと思ったら、もう子どもは“夢の中”……というように、初心者であればなおさら思い通りにはいかないのがファミリーキャンプです。

「加えて秋冬は日が短いので、明るいうちにゆっくり楽しむ時間を取りにくい。その意味でも、初心者のファミリーキャンプで大切なのは“欲張らない”こと。あれもこれもと欲張って計画してしまうと、日本人の性分なのか『あれができなかった』『これができなかった』と後悔して、疲れだけ残して帰ってくることになってしまう。なので『なにかひとつできればオッケー!』ぐらいのスタンスがいいと思いますよ」

1-2 キャンプ初心者や子供でも楽しめる!秋冬キャンプ・遊び方特集

▲今回、秋冬の遊び方をレクチャーいただくアウトドアプロデューサー・長谷部 雅一さん

最近では、普段はあまりアクティブじゃないけれどキャンプはしてみたいというファミリーが急増中。そんなファミリーに長谷部さんから、先ほどの“欲張らない”に通じるアドバイスをもうひとつ!

「キャンプに来ているだけですでに自然をたっぷりと感じられているので、まずは無理に身体を動かさなくてもいいかと。“自然の中で過ごす=遊び”として考えて、お茶をしたり、本を読んだり、ボードゲームをしたりして、ゆっくり過ごしてください。それだけでも家族で共有される時間ができると思いますし、さらに楽しみたいファミリーはその季節ならではのアクティビティにチャレンジしてみてください」

2-2 キャンプ初心者や子供でも楽しめる!秋冬キャンプ・遊び方特集

▲冬はスノーアクティビティを楽しむ長谷部さんファミリー

その上でまずはキャンプでの注意事項を確認! 大前提としての「アクティビティを行う際はキャンプ場の許可を得る」ことや「大人が子どもの安全を確保した上で楽しむ」ことに加えて、初心者が事前に知っておいた方がいいポイントを、秋冬シーズンの自然や気候の特徴も踏まえて長谷部さんからいくつか教えてもらいました。

「まずは生き物。例えば、スズメバチは秋の子育てなどの時期に入ってくると凶暴化するので、黒い洋服は避けたり、香りに寄ってくるので無香料のものを使ったりする工夫が必要です。あとは植物で言うと、紅葉の時期には葉っぱがきれいに染まるとつい触りたくなりますが、“ヤマウルシ”は人によってすごくかぶれる。事前に形だけでも覚えておいて、触らないようにしておくといいでしょう。キャンプに関しては基本的なことですが、テント内でストーブなどの熱源を使用して一酸化炭素中毒もしくはそれに近い状態になる方が増えているので、原則的にテント内ではそういったものは使用せず、換気もしっかりするなど十分に注意しましょう」

初心者でも簡単!秋冬におすすめのファミリーで楽しめるアクティビティ

ここからは秋と冬それぞれの季節にあったおすすめのアクティビティをご紹介します。どれもファミリー&キャンプ初心者でも簡単にできるものばかりなのでぜひ参考にしてください。

【秋】
①ハイキング
ゆっくり歩きながら、赤〜黄色のグラデーションの落ち葉拾い
「ハイキングに行くと1・2時間で設定されたコースがありますが、そこまで気張らずに30分コースとかを2時間ぐらいかけてゆっくり歩くのもおすすめです。あとは歩くときにみんなで落ち葉拾いをするのもいい。例えば、折り紙のパックの中から赤から黄色までのグラデーションの色だけ取って、くじ引きみたいにして出た色の落ち葉を探したり、拾った落ち葉を画用紙などに貼り付けたりしても面白いですよ」

3-2 キャンプ初心者や子供でも楽しめる!秋冬キャンプ・遊び方特集

②ブランコ
キャンプ場の木々を利用して、テントの近くでのんびりブランコ
「秋のキャンプ場は落ち葉がいっぱい落ちて地面がふかふかになりますし、木の枝もしっかり見えてくるのでそういった部分にロープをかけるなど木々を利用してブランコをつくるのも楽しい。あとでほどくのでそれほどきつく結ばなくても、大人が座って落ちなければOK。ただし、木にロープをかけるときは樹皮をしっかりと保護してください。そんな感じでブランコをテントなどの近くにつくれたら子どもは喜ぶと思います」

4-2 キャンプ初心者や子供でも楽しめる!秋冬キャンプ・遊び方特集

③食の秋
アクティブじゃなくても、定番の“〇〇”の秋をみんなで楽しむ
「子どもにとって秋は気温が穏やかで過ごしやすい季節ですし、いわゆる“〇〇”の秋って言われているものを、それほどアクティブじゃなくても子どもと一緒に楽しむのはすごくいいかなと。例えば“食欲”の秋なのでいっぱいおいしいものを食べてもいいですし、“読書”の秋ならそれぞれがイスを好きな場所において本を読んでもいい。あとは“芸術”の秋だったらみんなで絵を描くなど、いろいろな楽しみ方があります」

5-2 キャンプ初心者や子供でも楽しめる!秋冬キャンプ・遊び方特集

④天体観測
澄んだ空気の中で天体観測。星を繋いで自分だけの星座づくり
「晩秋から冬にかけては空気が澄んでいるので、星を見るのにぴったりの季節。アイテムがあった方が楽しみやすいファミリーは、星座早見盤やコンパスなどを使って方角を確認しながら見てもいいですし、今は星を見るときに便利なスマホのアプリもあります。あと子どもは星を好きに繋いで、オリジナルの星座を作ってもいい。寝袋を外に出して、寝転がりながら星を見るのも素敵かなと思います」

6-2 キャンプ初心者や子供でも楽しめる!秋冬キャンプ・遊び方特集

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