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2022.03.30

“野あそび夫婦”がレクチャー!初めてのファミリーキャンプ(前編)~昼の過ごし方・テント設営&焚き火体験~

春夏はアウトドアで過ごしやすい最高のシーズンであり、キャンプデビューをするのには絶好のチャンス!今回は、日本初のキャンプ民泊『NONIWA』のインストラクターユニット“野あそび夫婦”による、初めてのファミリーキャンプ企画の前編をお届け。

アウトドアで過ごしやすい春から夏にかけては、キャンプを楽しむのに最高のシーズン! ただしキャンプ経験のない初心者や、小さな子どものいるファミリーにとって、やり方がわからないという人も多いのではないでしょうか? そこで今回は、日本初のキャンプ民泊『NONIWA(ノニワ)』を運営する“野あそび夫婦”ことアオさん(青木達也)&エリーさん(青木江梨子)による、初めてのファミリーキャンプ企画を前後編でお届け! まず前編では、テント設営や焚き火などを実際に体験しながら、ファミリーキャンプでの昼の過ごし方をレクチャー。キャンプにぴったりの高機能&おしゃれなコロンビアのアイテムもご紹介します。

“野あそび夫婦”がオープンした日本初のキャンプ民泊施設『NONIWA』

今回のファミリーキャンプ企画でレクチャー役を務めるのは、埼玉県ときがわ町で日本初のキャンプ民泊『NONIWA』を運営している“野あそび夫婦”ことアオさん&エリーさんです。

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▲アオさん(左)、エリーさん(右)

『NONIWA』はキャンプ体験が可能な初心者向けの施設として、2019年の6月にオープンしました。ギアはすべてレンタル可能で、キャンプのやり方はインストラクターがレクチャー。そして宿泊は庭のテント、トイレやキッチンは室内の設備を使用という、至れり尽くせりのサービスでキャンプを体験できます。

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エリーさん:大学の同級生のアオとは18歳のときに出会って、27歳で結婚したのですが、私たちは結婚してから本格的にキャンプを始めました。私は小さいころにキャンプへよく行っていたので、自分も家族を持ったらキャンプを始めようと思っていたんです。ただ彼はそれまで、テントに泊まったこともありませんでした。

アオさん:自分は元々すごくインドアな人間でしたし、キャンプはそもそも何をするのかもわかっていませんでした。最初に友達と奥さんとキャンプに行ったときも、テントにマットを敷くことも知らなかったので、寝床が固すぎてまったく寝れず……。そのときは「キャンプってきつい」と思ったのですが、次の日、湖畔の朝日がすごくきれいで。そういう魅力を知ってから、どんどんキャンプにハマっていきました。

「身近にキャンプのことを聞ける人がいたらいいな」──アオさんとエリーさんのビギナーのころの経験や、友達とキャンプの楽しさを共有できたときの喜びは、『NONIWA』が生まれるきっかけとなった原体験です。

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そしておふたりは埼玉県ときがわ町への移住をきっかけにキャンプインストラクターの資格を取得し、“野あそび夫婦”というユニット名とともに、2019年の6月にキャンプ民泊『NONIWA』をスタートしました。

『NONIWA』ではステップアップ式のキャンプ講習を実施。ステップ1の日帰りキャンプ講習、ステップ2の宿泊キャンプ講習を経て、晴れて自分たちだけでキャンプデビュー&さまざまなイベントにも参加できるNONIWAメンバーに! これまで300組以上のキャンプデビューをお手伝いしてきた『NONIWA』は、まさに“キャンプへの第一歩”を優しくサポートしてくれるスポットと言えるでしょう。

テント設営や焚き火などを体験!ファミリーキャンプ・昼の過ごし方

今回のファミリーキャンプ企画では、都内在住&ビギナーのファミリーが、実際に『NONIWA』で野あそび夫婦のレクチャーを体験! この企画に参加した安井さんファミリーは、フォトグラファーの安井宏充さんと編集者の奥様、そして8歳のお兄ちゃんと6歳の弟くんの4人家族です。

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安井さん(奥様):家族でお出掛けすること自体すごく労力のいるものですし、うちの場合だと朝起こしてそれぞれの子の支度があって、個別に持っていきたい物の希望もあります。それがキャンプとなると、前日から荷物をできるだけ用意しておいて、クルマにも積めるものは積んでおくなどの準備が必要ですね。

宏充さん:これまでデイキャンプをすることはありましたが、食事などはバーベキュー台を借りて、あとは焼くだけという感じが多かったです。やっぱり子どもがいるとごはんを待たせないように気を使うし、調理に時間を割く余裕がない。現地に着いて「お腹空いた!」って言われると焦りますしね。アウトドアでは子どもたちから目が離せないシーンも多いので、小さいころはキャンプをがっつりできなかった部分はあります。

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そんな安井さんファミリーのキャンプ体験は、まずテントの設営からスタート! 『NONIWA』には初心者でも組み立てやすいテントが常時用意されており、野あそび夫婦のおふたりが参加者に合わせてチョイス。そしてペグの打ち方やポールの立て方など、テント設営の基礎を手取り足取り教えてくれます。

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エリーさん:キャンプ道具はいろいろありますが、私たちがおすすめしているのは“シンプルで簡単なもの”。例えばお店でファミリー向けとしておすすめされるのは、タープも付いているツールームの大きなテントなどだと思いますが、少し複雑で組み立てるのに時間が掛かってしまう。そういうテントをご両親が子どもを見ながら立てるのはけっこう大変なので、できるだけ簡単に組み立てられるテントを提案しています。

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アオさん:あとは子どもがお手伝いできるようにするのもポイント。例えばゴム製のハンマーを用意してペグを打つ練習をするなど、ゲーム感覚でお手伝いをお願いすると、楽しみながらキャンプのやり方を覚えられる。講習では、家族みんなでひとつのものを作り上げる楽しみも伝えたいと思っています。

テント設営が完了したら、ここで家族での団欒タイムに。安井さんファミリーは、『NONIWA』にある子どもでも簡単に遊べるゲームを楽しみながら、リラックスした時間を過ごしました。その背景にあるのが、『NONIWA』の“大袈裟すぎないキャンプ”というテーマ。準備や片付けなどが大変になって、せっかくの家族の時間を損なわないように、できる限り手軽にキャンプが楽しめるような方法がベースとなっています。

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しばしの休憩のあとは、親子で焚き火をつくる「火育キャンプ」を体験! “火育”とは、火の使い方や性質について学ぶこと。『NONIWA』ではキャンプ場の裏山などから自分たちで燃料となる木や枝を集めて組み、ライターなどではなくマッチを擦って火を点けるというワークショップを実施しています。

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アオさん:アウトドアでの体験を通して、子どもが成長する姿を見られるのもご両親の楽しみだと思いますし、それがファミリーキャンプの醍醐味でもあります。ただ火の点け方ひとつを取っても大人が知っていないとできないので、ワークショップは子どもに教えているようでご両親に教えている側面もありますね。

枯れた杉の葉や松ぼっくりが自然の着火剤になることや、細かい木や枝から順に火を点けていくこと、三角形に立てながら組むことなど、キャンプ慣れしていないと大人も知らない焚き火の基礎知識には、安井さんご夫婦も「なるほど〜」と感心。そして子どもたちは、手だけではうまく折れない枝をを足も使ってパキッ!

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ここまで準備ができたら、ついに子どもがマッチで火を付けるチャレンジへ。マッチは先端から離れた位置を持つこと、箱の手前から奥に向かって擦ること、火が付いたら組んだ中心部に入れることなどがポイント。

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今回はお兄ちゃんがチャレンジしてみると、なんと一発で着火! 火が点いたあとはやや怖そうな素振りも見せていましたが、本人は大喜び&両親は驚きの大成功。

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最後は燃え上がった焚き火でマシュマロを焼き、家族みんなで味わう時間。焚き火という普段の生活では体験できないワークショップは、子どもたちに新鮮な感動をもたらしたことでしょう。

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