標高2,000〜3,000m級の高山にチャレンジ！ 今回は、登山初心者でもリフトやロープウェイなどを利用して無理なく登ることができる高山を、周辺の寄り道スポットも併せて日本全国からピックアップ！ 登山でおすすめの機能的なコロンビアのアイテムもご紹介します。
登山やハイキングにぴったりの春は、すでに各地で続々と山開きが始まり、日本中の山々は盛り上がりを見せています。以前にWITH OUTDOORでは「【関東・中部】登山初心者も安心！ハイキングにおすすめの低山6選」をお届けしましたが、今回は初心者でもリフトやロープウェイなどを利用して無理なく登ることができる、2,000〜3,000m級の高山を全国からピックアップ。周辺の寄り道スポットも併せてご紹介します。登山やハイキングにおすすめの機能的なコロンビアのアイテムもチェック！
山頂までアクセス抜群！標高2,000〜3,000m級の高山6選
【長野県】
木曽駒ヶ岳（きそこまがたけ） 標高：2,956m
日本一の高低差を登るロープウェイで、中央アルプスの天空へ
▲高山植物の宝庫として有名な千畳敷カール。
▲高低差が日本一の駒ヶ岳ロープウェイを利用すれば初心者も楽々。
中央アルプスと言えば登山のメッカで、中でも「日本百名山」や「花の百名山」のひとつに数えられているのが、標高2,956mの木曽駒ヶ岳（きそこまがたけ）です。登山初心者が利用したいのは、起点のしらび平駅（1,662ｍ）から終点の千畳敷駅（2,612ｍ）まで、日本一の高低差（950ｍ）を登る駒ヶ岳ロープウェイ！ 日本最高所駅の千畳敷駅では、富士山をはじめ、日本で標高の高い三峰を見渡せます。“日本一空に近いテラス”として人気の『SO・RA・TO・KI』や、オリジナルアイテムを買えるお土産ショップもあるのでぜひ。
▲千畳敷カールを一望でき、より間近で中央アルプスの大自然を迫力満点に体感できる。
【アクセス情報】
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＜おすすめの寄り道スポット＞
木曽駒ヶ岳を望む『露天 こぶしの湯』は、春に真っ白な辛夷（こぶし）の花が咲き誇ることから名付けられた湯。駒ヶ根ICから約3分というアクセスの日帰り温泉には、岩風呂とひのき風呂という2種類の美肌の湯があり、お風呂上がりは畳の休憩所があるスペースでのんびりしましょう。
▲広々としたウッドデッキが開放的な雰囲気の『露天 こぶしの湯』
▼INFO/画像提供
中央アルプス観光株式会社
https://www.chuo-alps.com/
露天 こぶしの湯
https://drop-of-alps.com/
北横岳（きたよこだけ） 標高：2,480m
“空中散歩”を経て眼前に広がる、高山植物が群生した“自然の芸術”
▲四季折々の魅力にあふれた北八ヶ岳。
八ヶ岳連峰の北八ヶ岳エリアにそびえる北横岳（きたよこだけ）は、標高2,480mの北峰と、標高2,472mの南峰から成る双耳峰（そうじほう）です。1年中運行している北八ヶ岳ロープウエイを利用すれば、山麓駅（1,771m）から山頂駅（2,237m）へ約7分で移動し、“空中散歩”で眼前に広がる山岳風景は圧巻！ そして山頂では、溶岩台地を覆う低木や高山植物が群生した「坪庭」がハイカーたちを待っています。ロープウエイ山頂を起点にしてさまざまコースが選べるので、初心者の日帰り登山にも◎！
▲ロープウエイ山頂を起点にして、日帰りや山小屋での泊まり登山を楽しめる。
【アクセス情報】
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＜おすすめの寄り道スポット＞
北横岳から約5 kmの信州八ヶ岳山麓にある『東急リゾートタウン蓼科』は、登山の疲れを癒やすのにぴったりの『スパリゾート 鹿山の湯』があります。内湯、うたせ湯、バイブラバス、サウナ、温泉プールなどが充実。中でも、標高1,300mで絶景を眺めながらリラックスできるできる露天風呂は格別です。
▲標高1,300mという絶景ポイントにある『スパリゾート 鹿山の湯』
▼INFO/画像提供
株式会社北八ヶ岳リゾート
https://www.kitayatu.jp/
東急リゾートタウン蓼科
http://www.tateshina-tokyu.com/
乗鞍岳（のりくらだけ） 標高：3,026m
日本一の標高を走るバスに乗り、高山植物のお花畑やご来光へ
▲3,000m級の山々が連なる中で、23の峰、7つの湖、8の平原を堪能。
北アルプス（飛騨山脈）の南端に位置する乗鞍岳（のりくらだけ）は、3,026mの剣ヶ峰を最高峰にした「日本百名山」のひとつとして知られています。乗鞍岳ではバスに乗り、富士山5合目より高い標高2,702ｍ（バスで走れる標高としては日本一！）まで一気に登ることが可能。そこからスタートすれば、剣ヶ峰までは片道約1時間30分で到着できるので、登山初心者でも比較的容易に登頂することができます。バスターミナル周辺に咲き誇る高山植物のお花畑や、山小屋や宿泊施設を利用して体験できる乗鞍岳でのご来光や天体観測など、この山ならではの感動的な風景があなたを待っています。
【アクセス情報】
乗鞍岳へのアクセス詳細はこちら
＜おすすめの寄り道スポット＞
乗鞍岳の東麓に位置する『休暇村 乗鞍高原／天峰の湯』は、日本全国に点在する休暇村リゾートの中でも最も高い標高の約1,600mにあります。広々とした内風呂と開放的な露天風呂では、神経痛や筋肉痛に効能のある湯でとことんリラックス。無料の湯上り休憩室もあるので、乗鞍岳の登山で疲れた体をゆっくり休ませるのに最適です。
▲開放的な露天風呂は、無料の湯上り休憩室を完備している。
▲休暇村リゾートで最も標高が高い立地の『休暇村 乗鞍高原／天峰の湯』
▼INFO/画像提供
岐阜県高山市 飛騨乗鞍観光協会
http://www.hida-norikura.com/
休暇村 乗鞍高原／天峰の湯
https://www.qkamura.or.jp/norikura/hotspring/
唐松岳（からまつだけ） 標高：2,695m
ゴンドラ×リフトで、標高1,830mの山々と高山植物に出会える
▲白馬連峰の唐松岳から四方八方に尾根が延びている「八方尾根」。
「日本三百名山」や「新日本百名山」に名を連ねる北アルプスの唐松岳（からまつだけ）は、長野県側からゴンドラやリフトが利用できることや、登山道がしっかり整備されていることから、初心者向け入門コースとして人気を呼んでいます。中でも人気の八方尾根ルートは、麓の白馬八方尾根スキー場からゴンドラとリフトに乗り、一気に標高1,830mの八方池山荘へ。そこから山頂までの標高差は約870ｍなので、初心者でも安心して登ることができます。たどり着いた山頂では、白馬三山や劔岳・立山などの山々と、高山植物のお花畑が融合した絶景に出会えるでしょう。
▲八方尾根から欅平へ向かうルートの途中にある唐松岳頂上山荘。
【アクセス情報】
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＜おすすめの寄り道スポット＞
唐松岳の登頂とセットで楽しみたいのが、八方から白馬岳登山口の猿倉へ向かう途中にある日帰り温泉『白馬八方温泉 おびなたの湯』です。白馬八方温泉の中でも源泉に一番近い施設なので、泉質の良さを感じられます。開放的な空間が魅力の露天風呂では、登山の疲れを癒やしてくれるだけではなく、アンチエイジングの効果も！
▲旅の疲れも、心も癒やしてくれる『白馬八方温泉 おびなたの湯』。
▼INFO/画像提供
一般社団法人白馬村観光局
http://www.vill.hakuba.nagano.jp/
八方尾根開発株式会社
https://happoone.co.jp/
【山梨県】
金峰山（きんぷさん） 標高：2,599ｍ
パワースポットや絶景ビューなど、見どころ満載の“奥秩父の盟主”
▲山頂にそびえたつのは、金峰山のシンボル・五丈岩（高さ約15m） ※写真提供：山梨市観光協会
▲夢の庭園から見る金峰・五丈岩 ※写真提供：山梨市観光協会
山梨県と長野県の境にそびえる金峰山（きんぷさん）は、「日本百名山」や「花の百名山」などに選ばれる“奥秩父の盟主”。山麓にある金峰山がご神体の金櫻神社（かなざくらじんじゃ）はパワースポットとして有名で、1年を通じて多くの参拝者が訪れます。豊富な登山コースの中でも、大弛峠（おおだるみとうげ）からスタートする片道約2時間半のコースは登りやすく、稜線歩きが楽しい初心者向きのコース！ 山頂にたどり着いたら、ヤマトタケルの伝説に登場する金峰山のシンボル・五丈岩や、晴れていれば南アルプスの山々や富士山まで眺められる360度の絶景ビューが見どころです。
▲金峰山に向かう登山道 ※写真提供：山梨市観光協会
【アクセス情報】
金峰山のおすすめハイキングコースはこちら
＜おすすめの寄り道スポット＞
大弛峠から金峰山で登山をして、最終的に地元民に愛されている日帰り入浴施設『みとみ笛吹の湯』に訪れるのは、この地へ訪れた登山客の鉄板コース。笛吹川上流の自然に囲まれた露天風呂に加えて、男女それぞれに内風呂があります。入浴後は、畳敷きの休憩室で地元の方々に混じって思う存分くつろぎましょう。
▲登山客から地元民まで愛されている『みとみ笛吹の湯』
▼INFO/画像提供
山梨市観光協会
https://www.yamanashishi-kankou.com/
【富山県】
立山（たてやま） 標高：3,015m（最高標高峰）
ケーブルカー、バス、ロープウェイなどを組み合わせて名スポットを巡る
▲立山黒部アルペンルートの最高地点、標高約2,450mに位置する室堂。
▲北アルプスの主峰、雄山の頂上。
雄山（おやま）、大汝山（おおなんじやま）、富士の折立（おりたて）の三峰から成る立山（たてやま）は、最高峰が大汝山の標高3,015m。山頂までアクセスしやすく、ルート内に危険箇所もないため、家族やカップルなども含め、初めての登山でチャレンジするのに最適な山です。ケーブルカー、バス、ロープウェイなどを組み合わせて黒部ダム、大観峰、美女平、みくりが池展望台などを満遍なく回るルートなど、楽しみたいスポットや自分たちのレベルに応じたコースが豊富！ 約2時間で3,000m級の山頂に辿り着き、そこから大パノラマを眺められる達成感は格別なので、春夏シーズンの登山でフラッと足を運んでみては？
▲出発から到着までの距離は約1.7km。約7分の空中トリップが楽しめる立山ロープウェイ。
【アクセス情報】
立山黒部アルペンルートへのアクセス詳細はこちら
＜おすすめの寄り道スポット＞
立山に来た際にぜひ訪れたいのが、標高2,410mにある“日本一高所の天然温泉”として有名な『みくりが池温泉』です。登山コースのスタート地点である室堂ターミナルから、みくりが池方向へ15分ほど散策すると到着。こちらの湯の源泉は地獄谷にあり、白く濁った硫黄が香る100%掛け流しのお湯が疲れを癒やしてくれます。
▲立山を望む絶景の中にある日本一高所の天然温泉が『みくりが池温泉』
▼INFO/画像提供
立山黒部貫光株式会社
https://www.alpen-route.co.jp
みくりが池温泉
http://www.mikuri.com