“日本百名山”の中で、初心者でも登りやすくて日帰りでも行ける山を、関東エリアから厳選してピックアップ&登山後のおすすめ寄り道スポットもご紹介!登山初心者におすすめの最新×機能的なコロンビアアイテムもぜひチェック。
登山が好きな方なら、一度は“日本百名山”という呼び名を耳にしたことがあるでしょう。日本百名山とは、小説家で登山家の深田久弥(1903-1971年)氏による山岳随筆『日本百名山』に載っている100座の山のこと。1964年の初版以降、それらの山は登山家たちの憧れとなり、日本各地にある“日本百名山”を目当てに登山をする方も少なくありません。日本百名山と聞くと敷居の高さを感じてしまうかもしれませんが、実は登山初心者でも登りやすい山がたくさん! 今回は初心者でも登りやすくて日帰りでも行ける日本百名山を、関東エリアから厳選してピックアップ。また、記事の後半では登山におすすめの機能やギミックを備えたコロンビアの最新アイテムを、ジャケット&パンツから小物までご紹介します。
初心者でも安心!関東エリアの“日本百名山”6選
丹沢山(神奈川県)
首都圏からのアクセス良好&雄大な風景を堪能できる名山
▲大倉尾根の登山道
▲大倉登山口から出発する登山ルートで、経由する塔ノ岳から拝む夏富士は絶景
神奈川県西部にある丹沢山地の中にある山のひとつ、丹沢山(たんざわさん)。丹沢山地にはいくつもの山が重なり、初心者から上級者まで楽しめる登山コースが充実しています。首都圏からのアクセスが良いことから、四季を通じて毎年多くの登山者が来訪。周辺の蛭ヶ岳、塔ノ岳などの山々とともに「丹沢大山国定公園」に指定されており、春には色鮮やかな花々が山を彩ります。代表的なルートは、大倉登山口から大倉尾根、塔ノ岳を経由し丹沢山を目指すルートで、丹沢山へ続く稜線では富士山の眺めを堪能。整備された登山道は初心者の方でも歩きやすいですが、移動距離が長いため、無理のない計画と十分な装備で臨みましょう。
【アクセス情報】
<電車・バス>
新宿駅(JR小田急線急行・約1時間20分)→渋沢駅(小田急線急行・約17分)→大倉(神奈川中央交通バス・約15分)
<車>
東京(約1時間30分)→大倉登山口駐車場
〒259-1304 神奈川県秦野市堀山下1292
<おすすめの寄り道スポット>
丹沢山の登山とともに楽しむ定番が、秦野市にあるスーパー銭湯『湯花楽 秦野店』。こちらには高濃度炭酸泉の湯やサウナ専用フロア『癒心(ゆこころ)』などがあり、心も体も癒されること間違いなし! また、ロッカーに入りきらない大きな荷物の預かりや、ドリンク100円引きチケットプレゼントなど登山者限定サービスも豊富。湯花楽秦野店から最寄りの登山口は、大倉からの登山ルートなのでぜひ立ち寄ってみてください。
▲『湯花楽 秦野店』
▲体内有毒物質の解消を促進する”黄土サウナ”など神秘的なサウナが楽しめる。
▼INFO/画像提供
一般社団法人秦野市観光協会
https://www.kankou-hadano.org/
湯花楽 秦野店
https://www.yukaraku.com/hadano/
赤城山(群馬県)
季節の花々と出会えるハイキングコースが豊富な群馬の名峰
東京から約2時間で着く群馬県の赤城山(あかぎやま)は、日本百名山のみならず、関東百名山、そして上毛三山にも数えられる名峰です。主峰の黒檜山をはじめ、駒ケ岳、地蔵岳、荒山などから成る複成火山の赤城山は、登山初心者から中級者向きのハイキングコースが豊富。初級者向けで所要時間は3時間の陣笠山・薬師岳・出張山コースは、アップダウンのある道を赤城大沼の眺望とともに楽しめ、道中でトウゴクミツバツツジ・ヤマツツジ・レンゲツツジといった花々と出会うことができるのが醍醐味です。
【アクセス情報】
<電車・バス>
東京駅(JR上越新幹線・約50分)→高崎駅(JR両毛線・約15分)→前橋駅(バス・約70分)→赤城山ビジターセンターバス停
※登山コースによっては最寄りのバス停が異なりますのでご確認ください。
<車>
東京(約2時間30分)→赤城公園ビジターセンター
〒371-0101 群馬県前橋市富士見町赤城山1
<おすすめの寄り道スポット>
赤城山・榛名山・妙義山の上毛三山を見渡す立地にある『komorebiテラス ばんどうのゆ』は、群馬県渋川市にある日帰り温泉。美しい眺望と上質な湯、そしてレストランやくつろぎスペースなども満喫できるこちらでは、2023年4月に新たなSPAゾーンがオープン予定なので乞うご期待!
▲渋川地域の名物・本格水沢うどん(左)と、渋川市にある農場・ほそやの丸豚を使った豚丼(右)
▼INFO/画像提供
公益財団法人 前橋観光コンベンション協会
https://www.maebashi-cvb.com/
komorebiテラス ばんどうのゆ
https://www.bandounoyu.com/
谷川岳(群馬県)
ロープウェイとリフトを利用&2時間半を歩いて大パノラマ
群馬と新潟の県境にある谷川連峰の主峰・谷川岳(たにがわだけ)は、ロッククライミングなどで有名なことから上級者向けのイメージを持つ方もいるかもしれませんが、一般登山道から山頂まで行くルートは初心者でも無理なくチャレンジできます。とりわけ天神尾根ウォーキングコースは初心者向けで、谷川岳麓の土合口駅からロープウェイで天神平駅、リフトで天神峠駅まで楽々行けて、そこから2時間半ほど尾根伝いを歩いていくと山頂に到着! 眼下に広がる360度の大パノラマを目に焼き付けましょう。
【アクセス情報】
<電車・バス>
東京駅(JR上越新幹線・約1時間5分)→上毛高原駅(バス・約45分)→谷川岳ロープウェイ
<車>
東京(約2時間30分)→谷川岳ロープウェイ
〒379-1728 群馬県利根郡みなかみ町湯桧曽湯吹山国有林
<おすすめの寄り道スポット>
谷川岳の南面の麓に広がる上信越高原国立公園内に、文豪・太宰治も愛した閑静な温泉地『旅館たにがわ』があります。四季折々の景観、“地産地消”をテーマにした上州の旬の味覚、20種類以上の効能を持つ湯など、魅力たっぷりの温泉宿は日帰り温泉プランを使って利用する登山客も多い。
▲『旅館たにがわ』
▲太宰治ミニギャラリー
▼INFO/画像提供
谷川岳ロープウエー株式会社
http://www.tanigawadake-rw.com/
旅館たにがわ
https://www.ryokan-tanigawa.com/
四阿山(群馬県)
国の天然記念物あり!ゴンドラ“パルキャビン”&徒歩で山頂へ
▲国の天然記念物“四阿山の的岩”
群馬県と長野県の県境に位置する四阿山(あずまやさん)は、群馬県側では吾妻山・吾嬬山と呼ばれており、南山麓にある“四阿山の的岩”は国の天然記念物に指定されています。初心者向けとしては、『パルコール嬬恋リゾート』から出ているゴンドラ“パルキャビン”を利用するのがおすすめ! ゴンドラで山頂駅の四阿山カルデラの縁まで行ってしまえば、あとは尾根沿いを1時間半ほど歩けば山頂に辿り着くことができます。もし余裕があれば、帰りは茨木吾妻山歩道を使って下山してみるのもいいでしょう。
【アクセス情報】
<電車・バス>
上野駅(JR特急草津号・約2時間30分)→長野原草津口駅(JR吾妻線・約15分)→万座・鹿沢口駅(タクシー・約20分)→パルコール嬬恋リゾート
<車>
東京(約3時間)→パルコール嬬恋リゾート
〒377-1611 群馬県吾妻郡嬬恋村 バラギ高原
<おすすめの寄り道スポット>
ゴンドラを利用した『パルコール嬬恋リゾート』では、サウナ付きの温泉大浴場『四阿山の湯』へぜひ! 神経痛・筋肉痛・間接痛・五十肩・うちみ・冷え性などの効能がある温泉は、登山後の疲労回復にぴったりで、併せてサウナも利用すればすっきりとした状態で山を下りられるはず。
▲『四阿山の湯』
▼INFO/画像提供
一般社団法人 嬬恋村観光協会
https://www.tsumagoi-kankou.jp/
パルコール嬬恋リゾート
https://tsumagoiskiresort.life/
日光白根山(栃木県)
丸沼高原から標高2,000mの山頂駅へロープウェイでGO!
群馬県と栃木県の県境に位置する日光白根山(にっこうしらねさん)は、関東以北では最高峰の日本百名山で、景観の美しさと高山植物の豊富さから日光国立公園の特別保護地区に指定されています。登山コースはレベルに合わせて豊富にある中で、初心者の方に人気なのが、丸沼高原から標高2,000mまでロープウェイで登る入門コース。それならば一気に山頂駅に辿り着き、そこから山頂を往復すれば約5〜6時間程度で、その道中では白根山神社・弥陀ヶ池・座禅山など見どころ満載のコースを巡ることができます。
【アクセス情報】
<電車・バス>
東京駅(JR上越新幹線・約1時間5分)→上毛高原駅(バス・約1時間30分)→鎌田(バス・約20分)→日光白根山ロープウェイ
<車>
東京(約3時間)→日光白根山ロープウェイ
〒378-0414 群馬県利根郡片品村大字東小川4658-58
<おすすめの寄り道スポット>
日光国立公園内という自然に囲まれた環境にあるリゾートホテル『奥日光 森のホテル』は、奥日光随一の規模が自慢の大露天岩風呂があり、日光湯元温泉は“日本の名湯百選”に選ばれています。こちらでは日帰り入浴も可能なため、登山の帰りに疲れた体を癒したい方には最適のスポット!
▲『奥日光 森のホテル』
▼INFO/画像提供
日光白根山ロープウェイ
https://www.marunuma.jp/green/
奥日光 森のホテル
https://www.morino-h.com/
大菩薩嶺(山梨県)
のんびりと登山やハイキングを楽しみながらの雄大な景色
展望には穏やかな山稜が続き、花々を含めて四季折々の風景が存分に楽しめる登山スポットが大菩薩嶺(だいぼさつれい)。標高1,600mの登山口までクルマに乗ってアクセスすることが可能なため、登山初心者や首都圏から訪れる日帰りハイカーたちに愛されています。上日川峠、唐松尾根分岐、大菩薩峠の順に進む大菩薩峠コースは、のんびりと登山やハイキングを楽しみたい方向けのコース。道中そして山頂から見渡すことができる富士山・南アルプス・乗鞍岳・八ヶ岳・奥秩父・奥多摩などの雄大な景色は格別です。
【アクセス情報】
<電車・バス>
東京駅(JR中央線・約15分)→新宿(JR中央線特急・約1時間30分)→塩山駅(タクシー・約40分)→上日川峠
<車>
東京(約2時間10分)→上日川峠
〒409-0301 山梨県北都留郡丹波山村
<おすすめの寄り道スポット>
登山で体力をたっぷり使った分、帰りはレストランテ『風』でお腹いっぱいの食事を楽しみたいものです。勝沼醸造直営のこちらでは、勝沼にあるワイナリーのワインを常時60種類ラインナップ。そして約30年以上にわたって愛されているローストビーフをなど、絶品の欧風料理を味わえます。
▲レストランテ『風』
▼INFO/画像提供
甲州市観光協会
https://www.koshu-kankou.jp/
勝沼醸造株式会社
https://www.katsunuma-winery.com/