初心者でも挑戦しやすい“低山”を、以前お届けした【関東・中部】エリアに続き、今回は【関西】エリアからピックアップ。低山周辺にある食事処や温泉など、魅力的な寄り道スポットも併せてご紹介。コロンビアの登山向け高機能アイテムもチェック！
登山と聞くとハードルが高いと思う方がいるかもしれませんが、実は初心者でも登りやすいのが標高1,000m以下の低山。初心者向けのコースや設備が整っているスポットが多いので、登山に慣れていない方でもチャレンジしやすいのが特徴です。以前、関東・中部エリアの低山をピックアップしましたが、今回は関西エリアにフィーチャー！ 前回同様に、周辺にある魅力的な寄り道スポットもご紹介します。また記事の後半では、登山やハイキングにおすすめの機能的なコロンビアのアイテムもお届け！
初心者でも満喫できる！関西エリアでおすすめの低山7選
【滋賀県】
八幡山（はちまんやま） 標高：272m
ロープウェーで約4分の山頂から、琵琶湖や安土城跡などの絶景！
▲八幡山山頂にある、八幡山城跡
標高272mの八幡山（はちまんやま）は、1585年に豊臣秀次が築いた八幡山城の城跡があり（現在は石垣のみ）、八幡山ロープウェーを利用すれば山麓から山頂まで約4分というアクセスの良さ。山頂からは琵琶湖や安土城跡、西の湖、旧城下町近江八幡などを望むことができます。また、八幡山ロープウェーは「恋人の聖地サテライト」に選定されており、縁結びのパワースポットやフォトスポットなども有名！
【アクセス情報】
八幡山ロープウェーへのアクセス詳細はこちら
※マイカーの場合、無料駐車場あり
＜おすすめの寄り道スポット＞
明治44年築の古民家をリノベーションして2014年にオープンした『お食事処 和でん』は、八幡山の登山で近江八幡を訪れた際は寄りたいスポット。地元の名産・近江牛を使用したすきやき御膳やしゃぶしゃぶ御膳が絶品で、食事のあとはすぐそばに乗り場がある八幡堀めぐりを楽しむのも良いでしょう。
▲『お食事処 和でん』
▼INFO/画像提供
近江鉄道株式会社
https://www.ohmitetudo.co.jp/
お食事処 和でん
https://www.oumi-waden.com/waden
【大阪府・和歌山県】
和泉葛城山（いずみかつらぎさん） 標高：858m
ハイキングにもぴったりの登山道＆山頂の展望台からは大阪湾を一望
▲画像提供：岸和田市役所観光課
▲画像提供：紀の川市観光振興課
▲画像提供：紀の川市観光振興課
大阪府と和歌山県の県境（山道が大阪府岸和田市、山頂が和歌山県紀の川市）に横たわる和泉山脈の中心に、標高858mの和泉葛城山 (いずみかつらぎさん)があります。山頂付近には低山では珍しいブナ林が広がり、国の天然記念物に指定。初心者のハイキングにぴったりのおすすめコースは、牛滝山バス停を起点として道中に見どころの多い「地蔵さん登山道」で、登った山頂の展望台からは大阪湾を一望できます。
【アクセス情報】
＜電車・バス＞
JR阪和線 久米田駅下車 → 南海バス牛滝線（バス・約40分） → 牛滝山バス停
＜おすすめの寄り道スポット＞
岸和田市にある『牛滝温泉四季まつり』は、“美人の湯”の温泉で日帰り入浴が楽しめ、無料で利用できる足湯もあるので、登山後に立ち寄るには最適なスポット。本格的な懐石料理を堪能できる食事処や、バーベキューやキャンプを楽しめるアウトドア施設もあるので、登山と合わせて楽しむとGOOD！
▲『牛滝温泉四季まつり』
▼INFO/画像提供
岸和田市役所観光課
https://www.city.kishiwada.osaka.jp/soshiki/36/
紀の川市観光振興課
https://www.city.kinokawa.lg.jp/kankoshinko/
牛滝温泉四季まつり
https://www.shikimatsuri.jp
【京都府】
大文字山（だいもんじやま） 標高：465m
京都の街を一望！ 関西エリア＆日帰りで行くことができる登山スポット
▲画像提供：hiking.coror.net
▲画像提供：hiking.coror.net
▲画像提供：hiking.coror.net
京都府京都市左京区にある標高465mの大文字山（だいもんじやま）は、関西エリアから日帰りで行くことができる登山スポット。気軽に登れて、なおかつ京都の街が一望できる休憩スポットもあるため、多くの登山客や観光客が通年で訪れています。山科駅から登山口までは約15分で、上りは毘沙門堂を経由して大文字山の山頂へ向かい、下りは法然院に立ち寄る約3時間の登山コースが初心者にはおすすめ！
【アクセス情報】
＜電車・バス＞
京都市営地下鉄 東西線 山科駅下車 → 大文字山登山口（徒歩・約15分）
※マイカーの場合、山科駅前駐車場を利用
＜おすすめの寄り道スポット＞
京都でうどんを作り続けて50年以上の歴史を持つ老舗『名代おめん』の銀閣寺本店は、京都観光の際にはぜひ訪れたい名店。日本産小麦のみを数種類使用したツルツル＆モチモチのうどんを、数種類の薬味（甘辛く焚いたきんぴらゴボウ、胡麻、ネギや生姜、季節の薬味野菜など）とともにご賞味あれ。
▲『名代おめん』の銀閣寺本店
▲冬期限定うどん「蕪（かぶら）のみぞれあんかけうどん」や売上の一部が山の保全活動に寄付される大文字登山弁当もおすすめ（予約制）
▼INFO/画像提供
hiking.coror.net
https://hiking.coror.net
名代おめん
https://omen.co.jp
【兵庫県】
摩耶山（まやさん） 標高：702m
ケーブル＆ロープウェーで辿り着いた山上には、神戸の見どころが満載！
▲画像提供：一般財団法人 神戸観光局
▲画像提供：一般財団法人 神戸観光局
▲画像提供：一般財団法人 神戸観光局
兵庫県灘区・六甲山地の中央に位置する摩耶山（まやさん）は、兵庫50山のひとつに名を連ねる標高702mの名山です。山麓から山上までを結ぶ「まやビューライン（摩耶ケーブル＆ロープウェー）」を利用すれば、摩耶山掬星台から日本三大夜景の地・神戸の街並みを一望（※マイカーやスカイシャトルバスでもアクセス可能）。山頂にある「摩耶ビューテラス702」では、景色を見ながらコーヒーや軽食を楽しむことができます。
【アクセス情報】
まやビューライン（摩耶ケーブル＆ロープウェー）へのアクセスはこちら
※12月から3月まで年末年始を除き定期点検に入る予定。詳しくはこちら
＜おすすめの寄り道スポット＞
摩耶山と同じ灘区にある『SOWELUカフェ』は、店内の本を自由に読みながら、日替わりのメインプレートなどを3時間限定の食べ飲み放題で味わうことができます。また、同系列のリゾートキッチン『LANAI』（JR灘駅北口より徒歩1分）では、ハワイのグルメや直輸入雑貨などをラインナップしているのでぜひ。
▲『SOWELUカフェ』
▼INFO/画像提供
一般財団法人 神戸観光局
https://kobe-dmo.jp/
SOWELUカフェ
https://sowelu-kobe.com/cafe/
高御位山（たかみくらやま） 標高：304m
“播磨アルプス”と呼ばれる稜線の眺望と、山頂からの見晴らしが◎
▲画像提供：一般社団法人 加古川観光協会
▲画像提供：一般社団法人 加古川観光協会
▲画像提供：一般社団法人 加古川観光協会
兵庫県の加古川市と高砂市の市境にある高御位山（たかみくらやま）の標高は304mで、山全体が御神体とされている山岳信仰のスポットとして知られています。高御位山を中心に“播磨アルプス”と呼ばれる稜線が続くのが特徴で、起点となる成井登山口は山頂まで登りやすい階段状で初心者におすすめ（※辻登山口は、途中に傾斜のある岩山を登るので初心者は注意！）。そして山頂からの見晴らしも良く、快晴の際は淡路・四国まで見渡せます。
【アクセス情報】
成井・辻登山口へのアクセスはこちら
※マイカーの場合は、高御位山成井第1駐車場（収容台数：15台・無料）、成井第2駐車場（収容台数：55台・無料）を利用
＜おすすめの寄り道スポット＞
兵庫で登山を楽しんだあとは、姫路市にある『姫路キャッスル GRANDVRIO HOTEL』へ。こちらのホテルには、大小合わせて5種類のお風呂・ikiサウナ・オンドル・岩盤浴などをラインナップする『華楽の湯』があるため、登山で疲れた体を癒やすのに最適。リラックスコーナーやコミックコーナーなども充実しています。
▲『姫路キャッスル GRANDVRIO HOTEL 華楽の湯』
▼INFO/画像提供
一般社団法人 加古川観光協会
https://kako-navi.jp/
姫路キャッスル GRANDVRIO HOTEL
https://www.himejicastlehotel.co.jp/
【奈良県】
龍王山（りゅうおうざん） 標高：586m
歴史あるスポットは、初心者向きのハイキングコースで山頂の絶景へ
奈良盆地の東側に位置する標高586mの龍王山（りゅうおうざん）は、遡ると古墳時代に古墳群が麓に造られ、戦国時代には十市氏によって山城が築かれていた歴史あるスポットです。初心者向きのハイキングコースは、天理ダムから登るルートと長岳寺や崇神天皇陵東側から登るルート。山頂まで登れば奈良盆地を囲む山々が望め、天気が良ければ大阪平野や大阪湾、さらには明石海峡大橋まで眺めることができます。
【アクセス情報】
龍王山へのアクセスはこちら
※マイカーの場合は、天理市営駐車場＜山の辺の道(杣之内)」、黒塚古墳展示館駐車場（柳本町）＞を利用（どちらも無料）
＜おすすめの寄り道スポット＞
大阪・心斎橋の人気洋食店が、日本最古の官道のひとつであり、ウォーキングコースとして人気の「山の辺の道」に本店を移したのが『洋食Katsui 山の辺の道』です。龍王山の登山口にある「天理市トレイルセンター」内にあり、本格的な洋食メニューの中で特に人気なのがエビフライ定食。カリッと揚がった有頭のエビフライは味わう価値あり！
▼INFO/画像提供
天理市産業振興課
https://www.city.tenri.nara.jp/kakuka/kankyoukeizaibu/sangyoushinkoukan/index.html
洋食Katsui
https://katsui1999.com
【和歌山県】
高尾山（たかおやま） 標高：606m
愛好家から初心者まで親しまれているルートは、道中も山頂も見どころ
▲不動の滝
▲摩崖三尊大石仏
和歌山県の中央部・田辺市の上秋津地区にある高尾山（たかおやま）は標高606mで、整備された登山ルートがあるため、地元の登山愛好家から初心者まで幅広く親しまれています。奇絶峡をスタート＆ゴールにする約4km（3〜4時間）のルートがチャレンジしやすく、道中にある不動の滝や摩崖三尊大石が見どころ。そして山頂まで登ればスカイパークや東展望台があり、田辺市街地を一望できる絶景に出会うことができます。
【アクセス情報】
奇絶峡へのアクセスはこちら
※マイカーの場合は、県道沿いの駐車スペースなどに駐車可能
＜おすすめの寄り道スポット＞
和歌山県田辺市にある上秋津小学校の旧校舎を、リノベーションしてグリーンツーリズム施設へ生まれ変わらせた『秋津野ガルテン』。地元の食材を使ったスローフードバイキングランチを提供する農家レストラン『みかん畑』に加え、木造2階建ての宿泊施設では農業体験や田舎暮らし体験を実施しています。
▲『秋津野ガルテン』の農家レストラン『みかん畑』
▼INFO/画像提供
田辺観光協会
https://www.tanabe-kanko.jp/
秋津野ガルテン
https://www.agarten.jp/