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2024.02.29

登山靴の正しいメンテナンス方法を登山ガイド・橋谷 晃さんがレクチャー!

コロンビアアンバサダーで登山ガイドの橋谷晃さんが、登山靴の正しいメンテナンス方法を、『セイバー ファイブ ミッド アウトドライ』を使って初心者向けにレクチャー!

以前にWITH OUTDOORで“三種の神器”レクチャー企画に登場したコロンビアアンバサダー&登山ガイドの橋谷晃さんが、登山靴の正しいメンテナンス方法を解説。コロンビアで定番人気の『セイバー ファイブ ミッド アウトドライ』を使って、登山靴の日常のメンテナンス(下準備)〜保管方法〜洗い方(水で流す&流さない)の工程を、初心者向けに教えてもらいました。

登山靴のメンテナンス(日常のメンテナンス〜保管方法〜洗い方)をレクチャー!

日常のメンテナンス(下準備)

まず山から帰ってきて玄関で登山靴を脱いだら、インソール(中敷)を出してそのまま玄関に置いておきましょう。登山当日は疲れている&日帰りだと帰宅時間もきっと遅いでしょうから、まずはそれだけでOKです。

【NG】湿気が抜けないため、脱いだ靴をすぐに扉付きのシューズロッカーに入れない

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翌日以降(登山後でも元気な方や帰宅時間が早い場合は当日でもOK)、軽く汚れを落としていきます。

〈工程〉
1. タワシなどで靴底の凹凸の間に詰まった土を落とす
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2. アッパー(靴の底以外の部分)は、柔らかなブラシ(馬毛や豚毛が◎)でブラッシングをして、土汚れをサッと落とす
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3. 落ちにくい汚れは、濡らして絞った柔らかな布(古タオルなど)で拭き取る
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4. インソールの表裏も同様に拭く
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5. 最後に除菌消臭スプレーを内側に吹く
※除菌消臭スプレーを使用する際は、商品の説明・指示に従ってください。

【NG】生地を傷めてしまうので、アッパーやインソールをタワシのような硬いブラシでこすらない

保管方法

メンテナンスと同様に、保管方法も登山靴の寿命を大きく左右します。高温多湿は“大敵”なので、できるだけ風通しが良く、人間が快適に居住できるのと同じ環境に保管しましょう。登山靴を玄関に出しっぱなしにするのは、一見するとズボラなようで、実は靴にとってはシューズロッカーより好ましい環境と言えます。

シューズロッカーに入れる場合、例えば来客がいない時などはなるべく扉を開けておくのがGOOD! これはほかの革靴やスニーカーなども同様で、それが難しい場合は、シューズロッカーに除湿剤や湿気を吸着する木炭などを入れましょう。

【NG】高温多湿になる屋外のスチール物置やロフト、または押入れの奥の方での保管は、登山靴の寿命を著しく縮めてしまうとともに、ソールが剝がれてしまう原因にもなるため避ける

洗い方

日常のメンテナンスと保管方法を正しく行えば、登山靴でよほど泥んこのぬかるみを歩かない限りは、それほど頻繁に洗わなくて済みます。ただし、もし汚れがひどい場合やシーズオフで保管する場合は、下記を参考に洗ってください。

まず洗う前にインソールと靴紐を抜き、日常のメンテナンスと同じ方法でブラッシングをして、可能な範囲で汚れを落とします。そのあとに、以下の2つの方法のどちらかで洗いましょう。

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① 水で流す洗い方
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1. 靴の内部は濡れると乾きにくいので、古タオルなどを詰めて、水が入りにくいようにする
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2. バケツに入れたぬるま湯に中性洗剤を溶かす
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3. 洗剤液に浸した柔らかいブラシで、アッパーをブラッシングして泡立てる
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4. バケツの中身を水またはぬるま湯に交換し、ゆすいだブラシを何度もつけて、泡をブラッシングで落とす
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5. 洗剤の成分が残らないようにしっかりと水で泡を洗い落としたら、風通しの良い屋外に立てかけてよく乾かす
※洗剤成分が残っていると逆に汚れなどが付きやすくなってしまうので注意

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※もし内側が濡れてしまったら、丸めた新聞紙を靴の中に入れ、頻繁に取り換えると早く乾く
※インソールや靴紐も同様の方法で、単体で洗って干す
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【NG】直射日光(紫外線)はファブリックの劣化を早めてしまい、温風ヒーターなどの熱風はソール剥がれの原因になるので避けましょう

② 水で流さない洗い方
最近ではシューズ専用で水洗い不要の洗剤がブラシとセットで市販され、水で流さないため作業が楽で、洗剤と水で洗ったときと同等にキレイになるのでおすすめ(参考アイテムはこちら)。トレッキングシューズにも有効です。

〈工程〉
1. 付属のブラシを水で濡らして、ブラシに洗剤を付ける
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2. ブラッシングをする
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3. 泡と一緒に浮いてきた汚れを、タオルなどで吸い取る
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4. (①同様)風通しの良い屋外に立てかけてよく乾かす
※インソールや靴紐も同様の方法で、単体で洗って干す

正しいメンテナンス方法で、お気に入りの登山靴が長持ち!

登山靴は日常的に履く靴と比べてハードな環境で使用することが多いため、より汚れや劣化へのケアが必要で、そのためには正しい方法でメンテナンスをすることが大切! 逆に言えば、メンテナンスさえ正しくしていれば、お気に入りの登山靴をいつまでも快適かつキレイな状態で履き続けることができます。今回のレクチャー企画で橋谷さんが教えてくれた方法を参考に、ぜひあなたの相棒をしっかりメンテナンスしてください。

橋谷さんのおすすめ! 『セイバー ファイブ ミッド アウトドライ』の実力

「『セイバー ファイブ ミッド アウトドライ』は、ファイブになって今まで以上にソールに土が詰まらないですね。それは毎回手入れしていると実感しますし、ゆえに土で滑らない。私がそれに気がついたのは、とある研修会。そのとき行った北九州のカルスト台地は雨上がりで路面がツルツルだったので、誰か転びそうだなと思っていたら、『セイバー ファイブ ミッド アウトドライ』を履いている人は1人も転ばなかった。それはなぜかと言うと、やはりソールに土などが詰まらないから。コロンビアの登山靴は性能がいいですし、さらにメンテナンスをすれば長持ちするので、ぜひ試してみてください(橋谷さん)」

〈参考モデル〉

『セイバー ファイブ ミッド アウトドライ』

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▲『セイバー ファイブ ミッド アウトドライ』¥15,950(税込)

アウトドアでのアクティビティからフェスやキャンプまで、さまざまなシチュエーションにフィットする防水ハイキングシューズ。コロンビア独自の防水透湿機能・アウトドライを搭載し、ミッドソールには反発力の高いテックライトプラスを採用。ソールには耐久性とグリップ力を兼ね添えたアダプトトラックスを使用しているため、濡れた路面や泥といった厳しい路面コンディションにおいても高いパフォーマンスを発揮します。

Text:ラスカル(NaNo.works)
Photos:Hide Watanabe

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2024.02.29